業務改善コンサル会社の選び方とは?
「業務改善を図りたいが、何から手をつけたら良いかわからない」
「自社で業務改革を行ったが、改善がみられなかった」
こんなお悩みをお持ちの企業様におすすめなのが、
コンサルティングを専門とする会社への業務改善依頼です。
専門家に相談することで、第三者の視点から
客観的かつ的確なアドバイスを受けることができます。
ですが、
「コンサル会社って、どんなことをしてくれるの?」
「たくさんある中から、どの会社を選べばいいんだろう?」
とお考えの方も多いでしょう。
今回は、コンサル会社のサービス内容や
選び方について、詳しくご説明します。
◆業務改善コンサル会社のサービス内容は?◆
コンサル会社によって、改善に用いる手法は様々です。
中には思わず目を疑ってしまうような、インパクトのある
コンサルティングを行う会社も珍しくありません。
しかし、会社ごとに理論やノウハウは違っていても、
基本的なサービスは以下の流れに沿って進められます。
(1)業務の可視化
現状の問題点を洗い出すために、まずは業務を可視化します。
その際、多くのコンサル会社で用いられるのがBPMNです。
BPMNとは国際標準(ISO19510)にもなっている、
規格化された方法で業務の流れなどを可視化するための
フレームワークのこと。
関係者間で共通言語として利用できることから、
この手法が積極的に採用されています。
(2)問題の洗い出し
可視化した業務を、経験やノウハウに基づきながら分析し、
「改善ポイントはどこにあるのか」を抽出します。
(3)原因の解析
前回の記事でご紹介した
「ロジックツリー」や「バリューチェーン分析」などを
用いて、問題の原因を追及します。
(4)改善策の立案
組織体制や企業規模などに応じて改善策が異なるため、
依頼企業とコンサル会社が一緒になって、
具体的な解決策を考えるケースが多いです。
(5)効果測定
改善策は実行に移したら終わり、ではありません。
その後に効果が表れているかを測定し、
業務がどれくらい改善されているかを評価します。
改善がうまくいかなければ
状況に応じて(2)~(4)のフローに戻り、
再び業務改善を図ります。
◆業務改善コンサル会社の選び方◆
コンサルティングを依頼するにあたり、選定の基準は
サービス内容、料金、契約期間など様々です。
会社選びが、成功の可否を左右するといっても
過言ではありません。
コンサル会社を選ぶ際には、主に以下の
3点に注意してください。
<注意点1.自社の業界に精通したコンサル会社を選ぶ>
アパレル業界を得意としているコンサル会社に
歯科医院の業務改善を依頼しても、
高い成果を得ることは難しいでしょう。
まずはコンサル会社が自社の業界に詳しいか、
実務に即したノウハウを持っていそうかなどを
確認してください。
<注意点2.実績は参考程度に>
コンサル会社のホームページや資料をみる際、
ほとんどの方が過去の実績をチェックするでしょう。
同業他社がそこに載っていれば、
少なくとも同じ業界のコンサルティング経験があるということが
わかります。
しかし、自社と同じ業種・業界で実績があっても、
違う会社なら業務内容や組織体制が異なるため、
一概に安心とはいえません。
あくまで実績は参考程度に留め、総合的な
判断を心がけてください。
<注意点3.自社の担当者は適切か>
コンサル会社をよく調べることも大切ですが、
自社の担当者にも目を向けましょう。
なぜなら、担当者によってコンサルティングの効果が
変わってしまうおそれがあるからです。
例えば担当者が新任だったり社歴が浅かったりする場合、
部署間の調整や伝達といった対応がスムーズにいかない
可能性があります。
もちろん、若手=実力不足というわけではないので、
最初に業務改善に対する認識などを
ヒアリングしておくことをおすすめします。
◆コンサル会社を活用しスマートな業務改善◆
今回ご紹介した内容は、コンサル会社に依頼する前に
押さえておきたい、基本的なポイントです。
事業規模や業種によって、企業様の抱えるお悩みが異なるため、
唯一絶対の改善策というものはありません。
また、自社内での対応だけでは、業務改善が
思うように進まないこともあるでしょう。
そんなときは、弊社の業務効率改善コンサルティングを
ご検討ください。
経営者様、ご担当者様と真摯に向き合い、
今あるリソースで最大の利益を追求する
業務改善策をご提案します。