業務改善につながる3つの方法をご紹介!
会社で働く中で、社長や上司から
「業務効率を改善しましょう」
「ムダな業務をなくして、残業を減らしましょう」
と言われた経験はありませんか?
そのたびに改善策を提案・実行しても、
実際に改善につながったケースは少ないのでは
ないでしょうか。
全社的に決めたはずのルールなのに、
内容が細かすぎてかえって負担になり、いつの間にか
「元のやり方に戻ってしまう」「担当者独自のやり方になる」
…ということは組織において珍しくありません。
今回は業務改善の目的やメリットなどを
改めて解説した上で、3つの解決方法をご紹介します。
◆業務改善のメリットと、3つの方法◆
業務改善の目的は、主に
「コスト削減」と「作業の効率化」です。
作業が効率化されれば、社員のモチベーションアップや
残業時間の減少につながり、ひいては
社員の定着やコスト削減などが期待できます。
「ウチは特殊な仕事だから、効率化が難しい…」
「以前に業務改善に取り組んで、失敗したことがある…」
という方は、次にご紹介する3つの方法を検討してみてください。
<方法1:業務の“やり方”を改善する>
ありがちなのが、
「残業は原則禁止します。それぞれ自身の業務を
振り返って効率化し、ムダのないよう働いてください」
という具体性に欠ける指示。
しかし、電話応対を中心とするカスタマーサポートなど、
業務の内容によっては効率化や短縮が
難しい場合があります。
これでは、かえって社員の不満を募らせてしまうかもしれません。
そうした事態を避けるためには、
社員に任せきりにするのではなく、会社側も
改善につながる取り組みを積極的に進めていく
必要があります。
先述のカスタマーサポート部門の場合、
受電を拒否することはできませんし、電話を
早々に切り上げることも難しいでしょう。
そこで、やり方(角度)を変えて、
「電話による問い合わせを減らす」
という視点で考えてみましょう。
例えば、多く寄せられる質問をまとめ、会社のホームページに
「よくあるご質問」などのコンテンツを設けることで、
電話による問い合わせを減らすことができます。
また、ショッピングサイトなら、お届け日数や料金といった
エンドユーザーが特に気にする情報を
分かりやすく掲載すれば、顧客満足度の向上にもつながります。
<方法2:業務の“ツール”を改善する>
新しいツールの導入も、業務改善には有効です。
例えば、オフィスにプリンターが1台しかないのであれば、
もう1台追加することで、印刷の待ち時間が減り、
大量印刷が必要な際も周囲の利用状況を
気にする必要がなくなります。
また、毎月の経理業務を手作業でこなしているのであれば、
勤怠管理ソフトや表計算ソフトなどを
活用するのも良いでしょう。
作業時間が短縮できるだけでなく、手作業ゆえに起きる
ケアレスミスの心配もありません。
「予算的に、どうしてもツールの導入が難しい」
という場合は、オフィスの配置換えも効果的です。
「全員が使う資料は、特定の部署の棚にしまわない」
「倉庫を整理して、どこに何があるのか分かりやすくする」
といった単純なことでも、業務改善につながります。
<方法3:不必要な業務は、いっそ捨てる(やめてしまう)>
「そもそも、本当に必要な業務なのか」を
定期的に見直すことも、業務改善には重要です。
まずは今やっている業務をすべてリストアップし、
「業務の目的」「得られる成果」を考えてみましょう。
「毎日書いている日報は、ちゃんと読まれているのかな…?
日々の業務を把握するのなら、別の方法があるのでは?」
「営業から預かった名刺の情報は
とりあえずデータ化しているけれど、
実際にこのデータを利用したことあったかな…?」
「ルーチンワークだから」「ルールだから」と、いつまでも
続けるのではなく、一度問題意識を持って、現在の
業務を振り返ってみてはいかがでしょうか。
スクラップ&ビルド、一度壊してから立て直すのが
実は近道である可能性もあります。
◆業務改善の方法まとめ◆
今回ご紹介した3つの方法は、すべて
実行すれば良いというわけではありません。
新しいルールやツールが増えすぎると
管理などが煩雑になり、
「これまで以上に忙しくなってしまった」
となる恐れがあるからです。
業務管理でお困りの際は、ぜひ弊社にご相談ください。
弊社では、業務効率改善コンサルティングを行っています。
業務改善のプロがお客様のお悩みを解決し、
業務の可視化・効率化・仕組み化に貢献します。