研修の後は、アンケートで効果測定を!
こんにちは、久保です。
新人研修やスキルアップ研修などを実施した際、
終了後にアンケートをとっていますか?
研修をただ機械的に行うだけでは、参加者に知識やスキルは
身につきませんし、研修の質を上げることもできません。
特に、社外の会議室などを押さえ、著名な講師に講義を
依頼している場合は、講師料に見合う内容でなければ
費用対効果の悪い研修となってしまいます。
研修後のアンケートは、社内外を問わず非常に効果的です。
なぜなら、参加者の「熱」が冷めないうちに
意見を集めることで、より次回に活かせる情報が
得られるからです。
今回は、研修後の効果的なアンケート方法について
ご紹介します。
◆質問の内容は、次につながるものを◆
アンケートを行う際、「聞きたいことをただ並べるだけ」
では効果が薄くなってしまいます。
研修におけるアンケートの目的は「次の開催に活かす」こと。
内容はもちろんですが、日時や場所が適切であったかも
聞き取りましょう。
<内容に関する質問の例>
・何を学んだか
・自分のこれからの課題は明確になったか
・実務に活かせそうな内容だったか
・ほかに実施してほしいテーマはあるか
<講師に関する質問の例>
・声の大きさはちょうど良かったか
・声は聴きやすかったか
・説明はわかりやすかったか
・話すスピードは適切だったか
<日時・会場に関する質問の例>
・平日と休日、どちらに開催してほしいか
・研修時間は長すぎないか、短すぎないか
・会場の広さは適切か
・会場へのアクセスは不便でなかったか
大切なのは、「答えを意識して質問を用意する」ことです。
膨大な数の質問をひたすら羅列するだけでは、
参加者は回答する気が失せてしまい、
適当に記入するか、あるいは未記入の項目を残して
提出してしまうかもしれません。
◆回答率を上げるためには?◆
では具体的に、どのようにアンケートを作成すれば
回答率が上がるのでしょうか。
先述のように、あまりに数が多すぎると回答率が
下がる原因になってしまいます。
意見を集めたいポイントを絞って、質問を設けましょう。
また、以下の点にも留意してください。
<ポイント1:最初は答えやすい質問から>
まずは答えやすさを念頭に置きましょう。
〇×形式や単一選択式、1~5から選ぶ5段階評価式など、
「与えられた選択肢から選ぶだけ」にすることで、
研修参加者の意識は徐々にアンケートへ向くようになります。
「自分の意見を自由に書く」というのは、
時間と集中力を要する行為です。
そのため、自由記述式の質問はなるべく最後の方に
設けるようにしてください。
最後の方だけであれば、参加者にも
「あと少しだから、しっかり答えよう」
という意識が働きます。
<ポイント2:アンケートは無記名で!>
回答者を特定する必要がない場合は、
無記名式のアンケートがおすすめです。
なぜなら、回答結果が好意的なものばかりとは
限らないからです。
特に社内研修の場合、アンケートを読むのは
同じ会社の人間なので、ネガティブな意見は書きにくいもの。
正直な感想や意見を求めるのなら、
重要なのは“誰が回答したか”ではありません。
回答率アップのためには、
回答者の心理に配慮することも大切です。
◆社内研修の際に気をつけること◆
社員の教育を目的とした社内研修の場合、
「講義が終わって、アンケートをとって、そこで終わり」
ではありません。研修の内容がしっかり定着したかを
確認するために、しばらく経ったら再度アンケートを
実施しましょう。
「研修の前と後で仕事への意識は変わったか」
「研修の内容は実務に役立っているか」
などを聞き取ることで、正確な効果測定ができます。
また「研修開始前にアンケートを配布しておく」
というのも、研修の効果を高める方法のひとつ。
参加者は「この研修で学んだことは何ですか?」
といった質問を事前に読むことで、各々のゴールを設定し、
参加意識を持って臨んでくれるようになるからです。
受動的な参加と比較して、学ぶ姿勢に大きな違いが
見られるでしょう。
◆アンケート入力はプロにお任せください◆
研修終了後のアンケートは、参加者の生の声を
聞くことができる貴重な機会です。
アンケートの結果を次回に活かすことで、
研修はより良いものへと洗練されていくでしょう。
回収したアンケートはすぐに集計、データ化し、
次の開催に向けた「資料」にすることが重要です。
「回収したアンケートをすぐにデータ化したい…」
「アンケート結果を報告書にまとめたい…」
とお考えの方は、ぜひ弊社にご相談ください。
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