BPM導入の成功の秘訣とは?失敗例もご紹介
こんにちは、久保です。
業務プロセスの改善に役立つとして注目されている
BPM(ビジネス・プロセス・マネジメント)。
PDCAサイクルの構築支援にも有効であるため、
導入を検討されている企業様が増加しています。
とはいえ、BPMを導入したからといって、
必ずしも業務プロセスの改善が実現するとは限りません。
では、実際にどのような形でBPMを導入すれば、
効果的に業務プロセスを改善できるのでしょうか?
BPMの導入成功につながる4つのポイントをご紹介します。
◆成否を分ける、BPM導入のポイント◆
<その1 プロジェクトメンバー選び>
【失敗例】システム部門に偏ったチーム編成…
BPMプロジェクトでは、IT技術も応用することから、
どうしてもシステムに詳しいメンバーを集めがちです。
しかし、システムに詳しいという理由だけで
同部署のメンバーのみを集め、その中からリーダーを決めると、
他部署との協力関係をうまく築けず、
プロジェクトが頓挫してしまうかもしれません。
【成功例】各部署のメンバーをバランスよく採用!
全社的な業務改善プロセスを対象とするBPMは、
システム部門だけでなく、各部署の協力も必要です。
そのため、プロジェクトメンバーを選ぶ際は、人望が厚く、
現場知識が豊富なスタッフを各部署から採用しましょう。
その中から各部署に話を通せる経営幹部をリーダーに迎えれば、
全社一丸となってBPMの導入に取り組むことができます。
<その2 プロジェクトの優先順位>
【失敗例】広範囲に及ぶBPMの運営で負担が増大…
BPMですべての課題を並行して改善しようとしても、
運営上の負担がかなり増大してしまいます。
モデリングの質に大きな差が生じた結果、
BPMの成果を実感できず、
現場のモチベーションを下げてしまうでしょう。
【成功例】洗い出した問題から優先的なものを改善!
BPMを導入する際はあれもこれもとすべてを対象にせず、
どの問題を早急に解決しなければならないのか、
あらかじめ優先順位を決めておきましょう。
ネックになっている業務から改善を図れば、
限定的な領域でモデリング・シミュレーションが可能になり、
大きな負担なくBPMの効果を確認できます。
<その3 リーダーシップの発揮>
【失敗例】BPM導入の必要性が伝わらない…
もしも経営トップによるBPMの意義や
重要性などの啓蒙が行われなければ、
何が始まるのかを社員が理解しないまま、
BPMの導入を進めることになってしまいます。
その結果、プロジェクトに対する協力性は弱まり、
思うような成果は得られないでしょう。
【成功例】全社で理解したうえでスムーズに導入!
BPMは業務プロセスを抜本的に見直すシステムのため、
どうしても現場の反発を受けやすい傾向があります。
だからこそ、早い段階で経営トップによる啓蒙活動を実施すれば、
全社員が納得・理解したうえでプロジェクトに取り組むようになり、
着実なBPMの運用が実現するでしょう。
<その4 BPMの目的を失わない>
【失敗例】導入自体が目的になって成果が不明瞭に…
BPMプロジェクトにおける目的と経営目標の関係や、
プロジェクトメンバーと現場スタッフの目的共有が不明確だと、
いつの間にかBPMの導入自体が目的になってしまいます。
現場はしぶしぶプロジェクトに従う状態になるため、
なかなか成果を出せない状況に陥ってしまうでしょう。
【成功例】目的意識の共有でBPM導入が成功!
BPM導入を成功させるには、プロジェクトメンバーだけでなく、
現場スタッフも含めてBPMの目標を共有する必要があります。
「BPMプロジェクトは経営的な戦略のひとつであり、
問題解決のために新たなシステムを導入するのだ」という
意義を共有できれば、自ずとBPMの成果が望めるでしょう。
◆アウトソーシングでBPM導入成功へ!◆
抜本的な業務プロセスの見直しで全社的な利益が期待できる
BPMをスムーズに導入するには、
プロジェクトメンバーと現場スタッフの協力が必要不可欠です。
BPM導入の際は、上記4つのポイントを踏まえることはもちろん、
外部に導入支援を依頼するのも非常に有効な手段です。
弊社はBPM導入支援の豊富な実績を有しておりますので、
「絶対にBPM導入プロジェクトを成功させたい!」
「自社だけじゃBPMの導入が失敗に終わりそう…」
とお考えの企業様は、ぜひ一度弊社にご相談ください!
スムーズかつ確実に成果が出るよう独自ノウハウを駆使し、
BPM導入成功へと導きます。