医療機関におけるアンケート項目作成のポイント
こんにちは、木村です。
「アンケート」と一口に言っても、
新商品を開発するためのマーケティング調査や
サービスに対する顧客満足度調査など、
実に様々な種類が存在します。
これまでもアンケート調査のポイントをお伝えしてきましたが、
今回は病院やクリニックといった医療機関における
患者満足度調査を行う際のポイントを解説いたします。
特に医療機関での患者満足度調査の場合、
従来のマーケティング調査や顧客満足度とは異なるため、
アンケート項目の設定には工夫が必要です。
漠然と設定したアンケート項目に答えてもらうだけでは、
有意義な患者満足度調査になるとは言えません。
下記に掲げるポイントに沿った患者満足度調査で、
魅力ある医療機関づくりにアンケートを活用しましょう!
◆有意義な患者満足度調査にするには◆
<その1 アンケートを行う目的を明確に>
まずは、なぜ患者満足度調査を実施するのか、
目的を明確にしておきましょう。
その目的に応じて、最適なアンケート項目は変わるためです。
例えば、患者数の減少や看護師の対応の悪化など、
何らかの問題を改善するために患者満足度調査を行うのなら、
その原因について仮説を立てた上で、
具体的なアンケート項目を設定しなければなりません。
それに対し、医療機関の運営状況や提供サービスに関して
優先的に解決すべき課題が何なのかを特定したいのなら、
医療サービスの質や職員の接遇対応、施設環境など、
多岐にわたる事柄を網羅する項目の設定が必要です。
何のために患者満足度調査を行うのかを明確にすれば、
おのずと必要なアンケート項目も把握できるでしょう。
<その2 質問項目は極力シンプルに>
アンケート項目で質問文を作る際、
だらだらと長くてわかりづらいものになっていませんか?
長文の質問は読むのに時間がかかってしまい、
患者様の負担になりかねません。
また、回答の精度も下がってしまう可能性があります。
より最適な回答を多くの患者様から集めるためには、
できるだけ患者様が答えやすくなるよう、
質問項目の内容をシンプルにすることが大切です。
シンプルな方が質問内容の真意も伝わりやすく、
患者様から有効的な回答を集められる確率が高まります。
アンケートの質問項目を作成する際は、
できるだけ短くわかりやすい文章にするようにしましょう。
<その3 回答項目に自由記述欄を用意する>
ある質問に対していくつかの項目から
最適なものを選ぶ形式ばかりでは、
患者様の考えていることを深く掘り下げられません。
質問の内容によっては、提示された項目の中から
当てはまるものを選ぶスタイルが適切でない場合もあります。
そのため、様々な意見が出ると予想される質問の場合は、
こちらから回答項目を用意するのではなく、
自由記述欄を設けて記入してもらうようにしましょう。
患者様に自由に回答を書いてもらうことで、
予想していなかった結果が得られるかもしれません。
また、より具体的な内容を抽出することもできます。
漠然とした調査結果にならないようにするには、
質問の内容によって臨機応変に
回答項目の形式を自由記述式に変えてみましょう。
◆アンケート入力・集計はお任せください◆
医療機関におけるアンケート項目作成のポイントは
おわかりいただけましたでしょうか?
患者満足度調査を実施して回答を集めたら、
その次に行うのは結果内容の入力・集計です。
しかし、「アンケートを入力する暇がない…」
「集計を自分たちで行うのはたいへん…」
と、悩まれる医療機関様は少なくありません。
そこで、医療機関様が本来の業務に集中していただけるように
弊社が代わりにアンケートの入力・集計を行います!
弊社ではプライバシーマークを取得しておりますので、
医療機関様や患者様の情報が漏えいする心配はありません。
ぜひ、いつでもお気軽にお問い合わせください。