授業改善や就職活動に関する学生アンケートの回収率を上げる設問とは?
こんにちは、久保です。
最近、大学や短大、専門学校などで
学生向けにアンケートを実施する機会が増えてきました。
たとえば、授業改善や就職活動に関するアンケートなどです。
こうしたアンケートは、学生たちの現状を把握し、
学校の運営・改善に役立てるために行われます。
今回は、より回収率を上げ、質の高いアンケートを
作成するために効果的な設問の組み立て方を
ご紹介したいと思います。
◆回収率アップに直結する設問とは◆
回収率を上げるためには、
途中でアンケートを中断させない工夫が必要です。
その上で、回答者を混乱させない、
疲れさせない設問であることが重要です。
ポイントとしては、
1 簡単な質問から始める。
2 設問の文章は短めに。
3 シンプルでわかりやすい言い回しを用いる。
といったことが挙げられます。
回答者が学生であることを考慮して、
専門用語を一般的な言葉に言い換えるなど、
できるだけやさしい表現で質問します。
また、曖昧さを回避するためにも、
ひとつの設問ではひとつのことしか尋ねないようにします。
たとえば、授業改善アンケートで、
「授業で使用したテキストや配布資料は適切でしたか」
という設問に対して
「あまり適切でない」という回答があったとします。
この場合、
「あまり適切でない」のは、テキスト・配布資料両方なのか、
テキストはよかったが配布資料は適切でなかったのか、
あるいはその逆であったのか、いずれにしても曖昧です。
この場合は、
「授業で使用したテキストは適切でしたか」
「授業で使用した配布資料は適切でしたか」
と、設問を分けたほうがよいでしょう。
ただし、質問項目が多くなりすぎると、
途中で回答者の集中力が切れ、
アンケートから離脱してしまう要因ともなりかねません。
2つの項目の両方について尋ねる必要があるのかどうか、
よく整理して、質問を絞り込むことが大切です。
ひとつの事柄を掘り下げて質問する場合は、
時系列に沿うなど、混乱を招かないよう配慮します。
その際、最初に全体的なことを尋ね、
そのあと、個々の事柄について尋ねるようにすると
質問の流れがスムーズになります。
◆学生アンケートのポイント◆
では次に、代表的な2種類の学生アンケートについて
どのような点に留意していけばよいか見ていきます。
- 授業改善に関するアンケート>
授業改善アンケートは、ただ漫然と繰り返しているだけでは、
前年度とあまり変化がない、という結果になりがちです。
設問は、さまざまなカテゴリーに分類されます。
毎回、重点カテゴリーを定め、それに沿って
設問の内容を見直すようにすれば、
現場に有益な回答が得られる確率が上がります。
【設問カテゴリーの例】
・学生の理解度について
・講義内容の充実度について
・教員の講義に対する熱意について
・教員の講義に対する工夫について
・学生と教員のコミュニケーションについて
・学習環境について
など
<②就職活動に関するアンケート>
一方、社会や経済の影響を直接的に受ける
就職活動に関するアンケートでは、
年度ごとの傾向が顕著に反映されます。
就活アンケートは最新情報の宝庫なのです。
フィルタ集計、クロス集計など、
さまざまな手法を用いてデータ分析を行うために
性別、学年、学部、学科などといった
回答者の属性に関する設問が重要になってきます。
◆学生アンケートの積極活用◆
このように、学生アンケートといってもさまざまですが、
アンケートで得た貴重な情報を
積極的にフィードバックするという目的は共通です。
そのために、迅速なデータ化、分析能力は欠かせません。
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