回収したアンケートをエクセルで集計するメリットと事例
こんにちは、久保です。
お客様の声や要望を把握するために、
アンケートを定期的に実施している企業や店舗は多いでしょう。
しかし、本来の業務に追われて
「アンケートを回収しただけで、何もしていない…」
「ハガキのまま、箱の中に入れっぱなし…」
などといったご担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか?
アンケート調査の目的は、集めることではありません。
お客様の要望に応え、商品・サービスの開発に活かすには、
アンケート結果をデータ入力し、集計する必要があります。
このデータ集計に便利なのが、
一般的な事務などでも多用する「エクセル」です。
ここでは、回収したアンケートを「エクセルで集計するメリット」と
「集計したデータの活用事例」についてご紹介いたします。
◆エクセルで集計するメリット◆
<その1> 使い慣れたソフトで、入力が簡単!
データ集計に、特別なソフトを導入する必要はありません。
一般的な事務などでも使うことの多いエクセルなら、
誰でも簡単に入力していくことができます。
<その2> 年齢・地域などの項目で絞り込める!
アンケート結果のデータ入力が終わったら、集計です。
エクセルなら、年齢や地域などの項目で絞り込むことができ、
「世代ごとのニーズ」「その地域に多い要望」などを
簡単かつスムーズに把握することができます。
<その3> グラフにして、傾向がつかめる!
アンケート調査をお客様満足度の向上につなげるには、
その集計データから顧客ニーズを把握する必要があります。
その際に便利なのが、エクセルの「グラフ機能」です。
例えば、先月の結果と今月の結果をグラフで比較すれば、
お客様の反応、ニーズの変化などが一目でわかります。
このように、エクセルを用いてデータを集計し、
年齢別・エリア別などのニーズがつかめれば、
新商品の開発、サービスの改善、
各店舗への指導に役立てることができます。
例えば、飲食店の場合、
下記のような形で活用することが可能です。
◆エクセルで集計したデータの活用事例◆
<活用例1> 新しいメニューの開発
年齢・性別などで集計したアンケート結果は、
新しいメニューを生み出すヒントになります。
例えば、女性客の来店が多いのであれば、
ヘルシーな野菜をふんだんに使ったメニューを考えたり、
ランチメニューに「レディースセット」を追加したりすることで、
女性客の満足度を高め、さらなる集客につなげることが可能です。
逆に、男性や学生の来店が多いのであれば、
ボリューム満点のランチを用意するのもよいでしょう。
なお、アンケート調査の結果を見ずに、ただ感覚的に
「男性が多そうだから」「お客様が喜びそうだから」と判断し、
新たにメニューを考案するのはオススメできません。
実際には女性客が多いのにも関わらず、
男性客向けのメニューを増やすと、
集客を落とすことにもなりかねないからです。
<活用例2> 新規出店の検討など
アンケート集計で回答者に多い年代などがわかれば、
新規出店計画も立てやすくなります。
例えば、10代後半~20代前半の年代から、
看板メニューが最も高い支持を得ている場合、
大学や専門学校の近くに出店するといいかもしれません。
また、会社員の来店が多く、満足度も高い場合、
オフィス街への出店を検討する余地があります。
さらに、エリア別・店舗別に満足度を集計することで、
「どのエリアで人気が高いのか」
「どの店舗のサービスが好評なのか」
などといった情報を正確につかめるようになります。
毎月アンケートを実施しているのであれば、
その傾向や変化も細かく把握できるでしょう。
<活用例3> 誕生日DMの発送
アンケート項目に「生年月日」の欄があれば、
その誕生日(もしくは誕生月)にDMを送り、
ピンポイントで集客を促すことができます。
その際、「バースデープランのご案内」など、
お客様にとって付加価値の高い情報も送りましょう。
「誕生日(誕生月)割引」などのサービスも
できるようであればベストです!
このように、エクセルで集計したアンケート結果は
さまざまな用途で活用することができます。
「そうはいっても、集計する時間が本当にない」
「データ入力後の集計まで手がまわらない」という方は、
弊社サービスのご利用をぜひご検討ください。