実践!御社のビッグデータを利益に変える活用術
ビッグデータ、という言葉を聞いて、
「うちとは無縁」と思う人がほとんどかと思います。
しかし、今や中小・中堅企業もビッグデータの活用が
ビジネスの成功のカギを握っていると言われています。
ビッグデータと聞いて、
どんなデータを思い浮かべますか?
膨大な量の数値と、複雑に張り巡らされた
グラフなどが頭に浮かぶと思います。
もっと複雑に考えると、
見ただけで避けてしまいたくなるような
計算式が羅列されている・・・といった
イメージを浮かべる方もいるでしょう。
しかし、ビッグデータは
とても身近なものになっています。
例えば、季節柄でいうと
天気のビッグデータを活用している例もあります。
この夏、日本は非常に猛暑でしたね。
そんな猛暑の気温などのデータと、
熱中症で搬送された件数データをかけあわせて
気象予報と熱中症予報を出している例があります。
ある検索ポータルサイトは
その時期に検索されたワードの
地域別のビッグデータを出し、
地域別の気象情報データとかけあわせて
とても興味深い
ビッグデータを出すことで話題を呼びました。
「ゲリラ豪雨」などの関連キーワードが
多く検索された地域と、実際に
ゲリラ豪雨があった地域の雨量などの
データをかけあわせた結果のほか、
「もうすぐ降りそう」といった
予測がされる検索キーワードのデータと
実際の気象予報を掛けあわせて、
注意を促すなどして話題になりました。
検索ポータルサイトは
全国にたくさんの利用者がいるから
話題になったのでは・・・と思いますよね。
ですが、中小・中堅企業でも
世間が目を引くような
興味深いデータを発表することで
注目を集めることができます。
データを発表したことを、
自社のホームページで公開したり
関連するメディアや
ニュースサイトに情報提供したり、
プレスリリースを配信することで
さらに注目を集めることができるでしょう。
こうして注目を集めることで
お問合せや受注、収益の拡大にまで
つながるケースも多々あります。
社内では取るに足らない
些細なデータかもしれませんが、
世間には非常に興味深い
重要なデータとして見られることも十分あります。
ただし、外部に出すものになりますので
取り扱いには十分注意して
公表して良いものか否か
判断してから公開して活用しましょう。