アンケート配布・回収・集計時のポイント
こんにちは、森田です。
早いもので2017年最後の更新となりました。
これまで当ブログでは、DM発送やスキャニングなど
さまざまなことをご紹介してきましたが、
なかでも今年は、「アンケート調査」について
注力させていただきました。
読者の方はもうお分かりかもしれませんが、
アンケートを実施するときに重要なポイントは
配布・回収・集計です。
そこで今回は、
「アンケートの配布・回収・集計時のポイントや注意点」
をご紹介したいと思います。
◆配布~回収時のポイント◆
アンケートを実施する前には、念入りな打ち合わせが必要です。
その過程で企画者は自然と熱を帯びてきますが、
回答者との“温度差”にはくれぐれも注意してください。
アンケートを行う際、目的や実施時期などを事前に告知し、
回答者に心の準備をしてもらうことも大切です。
●配布
アンケートを紙で行う場合は、
回答者へ解答用紙を配布してから回収するまでの
流れを決めておく必要があります。
特に社内調査の場合は、上司の目に触れる可能性があると
回答者は本音を書きにくくなるので、
情報の扱いに関しての配慮が重要です。
●管理
解答用紙は、少なくとも調査期間終了までは
原本を保存しておきましょう。
戻ってきた順にナンバリングしておき、
データ入力を行う際は、どの用紙から入力したのかを
分かるようにしておくことがポイントです。
◆集計時に大切なこと◆
●主要ソフトのメリット・デメリット
集計作業を社内で行う場合には、
担当者や使用ソフトを決めておくことが大切です。
一般的によく使われるソフトは
「Microsoft(R) Excel(R)」や
「Microsoft(R) Access (R)」です。
まずはこちらのメリットとデメリットを簡単に挙げてみます。
<Microsoft(R) Excel(R)>
・多くの人が操作でき、グラフの作成や再計算がしやすい。
・データの複雑な組み合わせや大量集計においては扱いづらい。
<Microsoft(R) Access (R)>
・大量のデータをさまざまな角度から集計できる。
・データベース設計が必要で、誰もが容易に扱えるわけではない。
●組み合わせは事前に決めておきましょう
集計では、複数の属性(性別、職業、役職など)を
組み合わせていくと、パターンが増え
さまざまな角度から分析できるようになります。
しかしながら、思いつくままに組み合わせてしまうと、
扱うデータ量が増え、結果を正確に
把握できなくなってしまうこともあります。
そのため、どのように集計するのかは事前に考えておきましょう。
●平均の出し方に注意!
集計で平均値を算出する際には、
下記のようなケースに注意することも大事です。
<例>5点満点の設問の場合
・3点が10人→平均点は3点
・1点が5人、5点が5人→平均点は3点
同じ3点でも大きく意味が異なることがあります。
回答に偏りがあることを考慮して、
標準偏差も確認するとよいでしょう。
回収時には、回答者に集計の状況を共有できる
「回収速報」や「集計速報」を出すことで
提出の遅れに対する督促にもなるので、
こちらもぜひ、試してみてください。
◆アンケートの集計はプロにお任せください◆
今回は、社内でアンケート集計を行う想定で
ポイントをご紹介しましたが、これらの作業を実施するには
多大な時間や労力がかかります。
さらに、内容が正確なものでなければ、
有効なデータとして活用できません。
「回答を集計・データ化する時間がない…」
「社内スタッフは別の業務に追われて手が足りない…」
このようなお悩みを抱えているご担当者さまは、
ぜひ弊社にご依頼ください。
実施したアンケートの結果を、さまざまな用途に活用できる
データにしてご提供します。
※Microsoft Excel、Accessは、
米国Microsoft Corp.の登録商標です。