大量のプリントをデータ化する方法!メリットや費用をわかりやすく解説

保管やデータ検索のしにくさが課題となるプリント。
大量のプリントは、データ化をうまく活用して情報を引き出しやすい形に整えておきましょう。
本記事では大量のプリントを効率的にデータ化する方法や、それに伴う費用の目安について分かりやすくご紹介します。
目次
大量のプリントをデータ化する方法
プリントのデータ化にはいくつかの方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
オフィス用の複合機でスキャンする
オフィス用の複合機は企業にとって非常に身近な手段であり、簡単にプリントの内容をスキャンできます。
ただし、機種によっては大量のスキャンに向かないものもあり、処理速度や給紙枚数に限界がある点がデメリットです。
自動給紙機能(ADF)付きスキャナーでスキャンする
ADF付きのスキャナーは、大量のプリントを高速で取り込める優れものです。
精度も高く業務用にも適していますが、導入にコストがかかるため、初期投資の面でデメリットが発生します。
コンビニでスキャンする
コンビニのコピー機を使うと、深夜や早朝であっても気軽にスキャンができます。
ただし、多くの人の目に付く場所ということもあり、情報漏洩のリスクがつきまといます。
機密書類や個人情報を含む資料をスキャンする場合は、別の方法を選ばなければなりません。
スマートフォンのアプリでスキャンする
iPhoneやAndroid端末は、ともに標準アプリでプリントのスキャンが可能です。
しかし、1枚ずつの処理が基本となるため、大量の資料を扱う場合は効率が悪く不向きです。
スキャン代行の業者に依頼する
スキャン代行業者に依頼すると、原本の受け取りから前処理・スキャニング・データ加工・チェック・納品までを一括で対応してもらえます。
【業者に依頼した場合の流れ】
- 原本の預かり
- 前処理
- スキャニング作業
- データ加工
- データチェック、ファイル名編集
- 後処理
- 納品、原本返却
また、専門業者に依頼する場合には、以下のようなメリットがあります。
- 大量の原本を短時間で処理し、精度の高いデータを作成できる。
- ホチキス外し、仕分け、ファイル名付与、フォルダ整理など前後工程も一括対応
- 機密文書・個人情報を保護する管理体制を完備
- 人件費や機材投資、機会損失を抑え、自社対応より総コストを削減。
- データをクラウドや遠隔地に保管し、災害時も重要情報を確実に守れる。
特にセキュリティ体制が整っている業者の場合、機密情報も安心して任せられるため、企業内の人的コストを大幅に削減できます。
関連記事:紙の書類をデータ化するにはどんな方法がある?業種別のモデルケースもご紹介
大量のプリントをデータ化することのメリットとデメリット
大量のプリントをデータ化する際は、メリットに加えてデメリットにも注意しなければなりません。
主なメリットとデメリットを整理して解説します。
【メリット】
- 複合機の費用、用紙やインク・トナーなどコストの削減につながる
- 資料の検索速度が向上する
- 稟議書や報告書の回付が早くなるなど業務の効率化につながる
- 紙の書類の保管スペースを削減できる
- 重要な書類の紛失防止になる
データ化を進めると、オフィスの複合機にかかる用紙やインク・トナー代といったランニングコストを削減できます。
紙の資料を探す手間がなくなり、検索で必要な情報をすぐに見つけられるため、業務の効率化にもつながります。
【デメリット】
- データ化するためのシステム導入コストがかかる
- データ化のための時間と人的コストがかかる
- 新たにセキュリティ対策が必要になる
専用システムや機材の購入、あるいは外部サービスの利用料が発生するのは避けられません。
膨大な資料をスキャンする作業には時間と人員が必要であり、通常業務との両立に負担がかかることもあります。
社内のプリントをデータ化するときの注意点
プリントをデータ化する際は、情報管理の観点から以下に挙げた3つのポイントを守って行うことをおすすめします。
USBメモリーなど持ち運びできるものに保存しない
USBメモリーなど、持ち運びが容易な外部媒体にデータを保存するのは避けましょう。
便利ではあるものの、紛失や盗難による情報漏洩リスクが高く危険です。
クラウドや社内サーバーなど、セキュリティの高い環境を利用することが大切です。
会社から許可されている方法でデータ化する
社内でデータ化を進める際には、必ず会社が定めたルールに則って行います。
独自の方法で進めてしまうと、法的トラブルやセキュリティ事故の原因につながりかねません。
電子帳簿保存法に対応しているかを確認する
請求書や領収書・経費清算書類などは、「電子帳簿保存法」に準拠して保存します。
法的要件を満たしていない場合、後々の監査や税務調査で問題となる可能性があります。
プリントのデータ化の業者の選び方
プリントのデータ化を専門業者に依頼する際は、安心して任せられる業者を見極めることが重要です。
導入事例や実績が公開されているか確認する
業者を選ぶ際は、これまでの導入事例や実績をチェックしましょう。
過去にどのような企業や団体が利用しているのかが分かると、信頼性はもちろん得意分野の把握にもつながります。
情報セキュリティ認証を取得しているか確認する
書類のデータ化では、個人情報や機密情報を扱うケースも多いため、情報セキュリティ対策は必須です。
プライバシーマーク(Pマーク)などの認証を取得している業者であれば、情報漏洩のリスクを大幅に減らせます。
提供サービスの品質と料金が適正かどうかを確認する
料金が安いだけで選んでしまうと、仕上がりの品質が不十分になる可能性があります。
サンプルを提示してくれたり、具体的な費用の内訳を示してくれたりと、品質とコストのバランスが取れた業者を選ぶことが大切です。
要望に応じて作業内容を柔軟にカスタマイズできるか確認する
スキャンするだけでなく、ファイル名の付与やフォルダ整理・OCRによる文字認識などの追加作業に対応しているかどうかも重要です。
自社の業務フローに合わせて柔軟に対応できる業者なら、データ活用の幅がさらに広がります。
納品後のサポート体制が整っているか確認する
納品が終わった後、データの修正や追加対応が必要になる場合があります。
トラブルが起きたときに迅速に対応してくれるか、また問い合わせ窓口が整備されているかを確認しておくと安心です。
社内プリントのデータ化ならプロセス・マネジメントまで
プロセス・マネジメントでは、単なるスキャン作業に留まらず、前後工程を含めた一括対応が可能です。
ホチキス外しや仕分け、ファイル名の付与、フォルダごとの整理、セキュリティ体制の下でのデータ管理までを包括的にサポートします。
また、Pマーク、DXマーク、ESGマークの第三者認証を取得しており、お客様の情報取扱いや管理においても安心して依頼いただけます。
大量のプリントを効率的にデータ化し、業務効率化とコスト削減をお求めの方は、ぜひ私たちプロセス・マネジメントへご相談ください。
関連記事:大量の書類を効率的にスキャンしたい場合の選択肢を紹介!
まとめ
大量のプリントをデータ化するにはさまざまな選択肢があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
自社の状況に合わせた最適な方法を選び、効率的かつ安全な文書管理が重要ですが、通常の業務に支障が出る可能性もあります。
大量のプリントのデータ化をご検討されているなら、まずは私たちプロセス・マネジメントへご連絡ください。
大切なプリントなど資料を安全にお預かりし、経験豊富なスタッフが迅速にデータ化、また、その後の保管方法についてもご提案させていただきます。