似ているようで違う!ワークフローとBPM
こんにちは、鈴木です。
唐突ですが、皆様はワークフローとBPM
(ビジネス・プロセス・マネジメント)の違いを説明できますか?
どちらも業務の改善を図るシステムであるため、
特に大きな違いはないと考えている企業様は少なくありません。
しかし、目的は同様であったとしても、
ワークフローとBPMには大きな違いがあるのです。
簡潔に言えば、
「ワークフローは、あらゆる業務フローを改善」、
「BPMは、業務プロセスを改善」するとされています。
下記にワークフローとBPMの違いをご説明しますので、
御社の対処したい問題に最適なシステムはどちらなのかを
検討する際に、ぜひご参考ください。
◆ワークフローとBPMの違い◆
<ワークフロー>
日報や申請、承認、決済など、
こうした業務フローの改善支援を行うのが、ワークフローです。
“日報や予算書の申請、承認の方法はどうするのか”、
“差し戻す際のルートはどう設定するのか”といった具合に、
ワークフローでは各業務フローの見直しを行います。
そのほかにもワークフローの特徴としては、
以下のようなものが挙げられるでしょう。
・日報、稟議、予算書の申請から承認、決裁、
差し戻しに至るルートを設定する
・ステータスを可視化することで、
案件がどの状態にあるのかを明確にする
・社内コミュニケーションの活性化
・フォーム作成機能や文書添付機能を搭載している
このように、あらゆる業務フローを可視化し、
効率的でスムーズな流れを構築するのが
ワークフローの大きな特徴だと言えます。
<BPM(ビジネス・プロセス・マネジメント)>
ワークフローが日々の業務フローを見直すのに対し、
BPMの場合は業務の始まりから終わりまでのプロセスに、
改善の余地はないかを見極めます。
つまり、BPMの目的は
業務プロセス全体の管理・分析・改善を行うこと。
BPMは下記の3つの機能から構成されます。
・モデリング機能
業務の始まりから終わりまでのプロセスを単一に分解し、
具体的な業務内容や工程、工数などを可視化します。
・シミュレーション機能
設計したプロセスが、実際にどのように動いていくのかを
可視化し、設計上の問題はないかを確認します。
・モニタリング機能
設計や計画に沿って業務を実行し、実際のプロセスを
監視することで、さらなる改善方法を練ります。
上記の点から検討すると、
BPMはPDCAサイクル構築支援にも有効であり、
全体的な業務プロセスの設計や問題点の特定、
改善策の提案などにも活用できるシステムです。
こうしたことが由来となり、
“ビジネス・プロセス・マネジメント”と呼ばれています。
◆BPMの導入は弊社にお任せください!◆
簡潔な説明ではありますが、ワークフローと
BPMの違いはおわかりいただけましたでしょうか?
業務の流れを円滑にするワークフローとは異なり、
BPMは業務全体を分析して問題点を洗い出し、
組み替えなどを行って効率化を促進させるツールです。
「抜本的に業務全体を見直したい…」
「潜在的な問題もすべて解決したい…」
とお考えなら、ぜひBPMを導入するべきでしょう。
とはいえ、通常業務と並行してBPMを導入するのは
決して容易ではありません。
BPMの導入の際は、ぜひ弊社にお任せください!
これまで弊社は多くの企業様にBPM導入を支援した
実績があり、スムーズな業務効率化を実現してまいりました。
その豊富な実績から培った知識とノウハウを活かし、
迅速かつ確実なBPM導入を目指しますので、
少しでもご興味をお持ちなら一度お問い合わせください。